デジタル化の逆効果
こんにちは!
ネコノイエスタッフの山田です(‘ω’)ノ
なんでもかんでもDXの時代になり、IDとパスワードに悩まされる日々が続いております。
仕事だけでも、10以上のIDとパスワードを利用しており、若干アレルギー気味になっております(-_-メ)
IDやパスワードはメモして保管ww
不動産業界は他の業界と比較してデジタル化への変換がおきにくい業種であり、どちらかが良し悪いではなく両方を上手く取り入れハイブリットな感じじわじわとDX化していくと思われます。
不動産業界がデジタル化に移行しにくい理由はいくつかございます。
取引に影響する法律が横断的に関わってる事や、宅建協会などの団体の影響が強い事、更には慣習が強い業界などの理由がございます。
個人的意見にはなりますが、不動産の売買取引においてはデジタル化による簡素化は逆効果と私は感じております。
逆張り系wwww
↑でダクテンが逆張りとからかってますが、ワードプレスでホームページを自作するくらいに知識はありますので、それを踏まえての考えになります(;^ω^)
そのデジタル化へ移行しにくい理由をいくつかご説明いたします。
理由の一つに不動産取引の過剰な円滑化は必ずしもプラス効果では無いと思われるからです。
取引が簡素化され、シンプルになるとに高騰と下落の波も大きくなります。
転売転売で高騰し続け、規制で一気に下落したバブル期が例としてあります。
「住まい」という生きていく上で重要な要素を含む不動産が金融商品化しすぎると経済や社会的に問題になります。
人口と土地面積は無限ではありません。
ガソリンや通貨のようにバランスが重要です。
不動産取引も人口や収入、面積に応じたバランスが重要です。
リフォームなんかも手作業がほとんどだにゃ~
次に考えられるのが情報の希少性です。
はっきり言って売れ筋の物件を預かって直ぐにポータルサイトには掲載しません。
お得意様や好意にしている業者さんに紹介します。
一般のお客様との取引は反復継続性が見込めない業界ですので、そうならざる負えない現状があります。
囲い込みやブロックとは違い、会社の継続性と良いお客様を大事にする行為です。
今でも私はFAXや紹介の情報を大事にします。
因みにポータルサイトや課金制一括査定サイトは担当者の能力以上に資金力が勝負となります。
一括査定サイトで1件あたり1万円使うよりも1個3千円のお中元の方が効果的です。
そういった側面を見ても完全デジタル化にはならないと思われます。
数千円のお中元やお歳暮は削減するけど、
数万円もするポータルサイトに積極投資するのはなんだか変だにゃw
最後になりますが、単純に慣習の問題があります。
宅建業者は老舗の業者さんから新規の業者さんまで多種多様です。
主としてるサービスも客付け賃貸から管理、売買、買取再販、土地分譲、新築建売のセルフ仲介、販売代理など一般的イメージ以上にバラバラです。
紙の重説と契約書から電子契約に移行するには法律以上に慣習が変わらなければなりません。
因みに1坪の由来は1歩であり期限は江戸時代だそうです。
仲介手数料3%も紹介料三分が起源との説もあり、同じく江戸時代から慣習からきてます。
戦争やコロナや大災害などでも人の慣習は簡単には変わりません。
何事も変わらなければならない事もあれば変わらない良さもあります。
仮に変わるとしてもゆっくりと変わっていくのではないでしょうか…
不動産業は情報を取り扱う業種です。
価値の本質は希少性であり、その特性を考えるとデジタル化による流動性がマイナス効果となるケースがあるようにアナログとデジタルとのハイブリットな感じで落ち着くように私は思います。
記 ネコノイエ 山田竜嗣
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